2021年5月8日土曜日

ちょっと待て、国も会社も僕も急には止まれない

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の3回目が延長された。

飲食、イベント、旅行、運輸、百貨店にとって人流を止めるのは心筋梗塞と同じようなものかもしれない。

僕は医療の専門家ではないからわからないのだけど、もし、人が3回目の心筋梗塞を迎えたとしたらとても楽観的ではいられないのではないだろうか。

さて、そんな状況の中で株価は高いままである。

一方で、都会のオフィスやテナントビルは空室が確実に増えている。

ひょっとしたら今の日本経済はAEDを使っているようなものなのかもしれないね。

瞬間的な脈動、血圧は上がるけど危機的状況であることには変わらない。

体力が無ければすぐに終わってしまうのだけど、幸いにも体力があるから回復の希望が持てるのだ。

そして、今、破綻していない多くの会社もひょっとしたら同じ状況なのではないだろうか。

もちろん、今の状況が経営の追い風になっている会社は少なくないだろう。

だけど、経済全体で考えれば末端が壊死し始めている現状は深刻だ。

敗血症という怖い病気があるけど部分の感染と悪化が全体に深刻な影響を与えることを僕たちはバブル崩壊だけでなく、幾度と経験している。

で、ね。僕が一番深刻に思うのは、社会も経済も会社も惰性があって向かう方向をいきなり変えられないことだよね。

大型艦船を思い浮かべるとわかりやすいかもしれない。

国にしても会社にしても、荒波を越えることが出来る船頭がいたら良いけど世の中はそんなに都合がよく出来ていない。

僕もね。

いきなりすべての問題を解決できる全知全能の神は居ない、現実はまさに「ヨブ記」の世界だ。


自分を信じながらも、現実の苦悩と和解し、また反復していく。

肝心なことは悲壮な覚悟でも根拠のない効力感でもなく「生きる主体である自覚」なのかもしれないね。


変えられない流れの中で生きること