以下は芸術作品を使った対話の核心にふれる記述である。
他者の言葉は、ある意味、作品よりも生々し くあざやかだ。同じものを見てもひとりひとり 違う考え、違う表現を持っている。それらを漏れなく聴けるのが自分の幸せなと ころ。そして、作品の可能性を閉ざさないために も、他者の気持ちを汲み取るためにも、自分の 器をもっともっと広げていくためにも、自分自 身が常に他者であり続けることが大切なのだ。
作品を観るまなざしの多様性を受容する幸せと、そのために自分という枠に捕らわれないことの大切さが述べられている。組織の中での自立を支援するという目的のために行われる1on1は自己の確立を対話と言う信頼関係を通じて促すものである、
言うまでも無いが、信頼関係と多様性の受容はまったくの別物である。信頼関係は、相互承認であるが、多様性の受容は一方的承認だ、それは自分自身が常に他者であり続けることなのである。
