2014年8月18日月曜日

無言をアフォードする装置

これまでの経験では、多くのメンバーが参加するミーティングで意見交換をする際に、極く若手や社歴の浅いメンバーが積極的に発言することはそう多くありません。入社直後で張り切っているときはまだ良いのですが、仕事に苦闘しはじめる頃になると、疲労もあるのでしょう、以前の元気は何処へやら、すーっと”言わ猿”君に変身してしまいがちです。

日本人には、「曖昧な状況では自己主張をしない特質」があるという説もあるので、すこし周囲が見渡せて、他者と比べて自分の状態が曖昧だと知ることが引き金になっている可能性がありそうです。

グループワークなどを行う際、同じ年代、経験年数を集めると発言が増えることを何となく誰もが知っていますが、それは、環境(周囲の人達)が発話をアフォードしていること示唆する事実です。

逆も真なり、で考えれば環境(周囲の人達)が無言をアフォードしているとも言えます。

ここで考えるべきは、人そのものが発言あるいは無言をアフォードするのではなく、人(他者)との相対的な関係性が発言あるいは無言をアフォードしているということでしょう。例えば、上司、部下の関係性では上司がワンダウンするのが効果的なのもその顕われです。

無言あるいは発言をアフォードするのは目に見えない相対的な関係性という装置であるようです。



かわいいクマのぬいぐるみもアフォードしています