2014年8月3日日曜日

「カースト制」をメタファーに使う違和感

先日、自画持参で「部活」をテーマにがちゃトークを行ったところ参加者の学生から「スクールカースト」という言葉が出て来ました。

自分はなんとなく聞いたことがある程度だったのですが、当事者に近い世代にとってみるととても身近な言葉であることがわかりました。

「スクールカースト」と同じような使われ方で、「ママカースト」という言葉もあるようです。

これらの言葉には、インドにおける「カースト制度」が持っている歴史や社会階層の実態が写されているわけではありません。

むしろ世論調査で行う階層意識に近いものだと思います。

というのも、当事者でない限り、共有し難い文脈があるからです。

このように文脈の共有が難しい言葉、「パロール」には混乱と発見があります。ですから、「パロール」の実態を知ることはとても価値がある反面、当事者でない以上、気楽に使ってしまわないよう、常に「ラング」とはっきり区別したほうが良さそうです。


階層の残骸