2014年8月19日火曜日

コミュニケーションの量と利他、利己の関係性

ふとしたやり取りの中で考えついたことですが、コミュニケーションの多さは関係性の強さと正の相関を持っていますが、集団やコミュニティにとってポジティブフィードバックを常に与えるとは限りません。

つまり、組織が持つ「大きな目的」を実現するための構成員の関係性を考えた場合、コミュニケーションの改善だけでは不十分であることになります。

そこで、構成員が「小さな目的」に向かうのか、「大きな目的」に向かうのかを分岐するクリティカルポイントを考えたところ、個人的にしっくりくるのが「利他性」と「利己性」でした。

コミュニケーションの多い、少ない × 利他性、利己性 の組み合わせを考えると、

1.コミュニケーションが多く、利他性が高い
2.コミュニケーションが多く、利己性が高い
3.コミュニケーションが少なく、利他性が高い
4.コミュニケーションが少ない、利己性が高い

の4つになります。

このうちの1に関しては「大きな目的」に向かっている良い組織の状態です。2に関しては、「小さな目的」の寄せ集めですからあちこちでささくれ立っていることでしょう。3に関しては、コミュニケーションを改善すると、成果が大きく変わってくる組織です。4はコミュニケーションを改善するとゴタゴタが増える組織です。

利他的行動を説明するのに最初に使われるのが、親による子の保護、母性的行動です。また、女性はコミュニケーション力が高いですから、共同体やコミュニティにおける女性の果たす役割、それも母性的行動の強い女性が果たす役割はとても大きいものです。

これは先ほどの4つの分類とも一致していると思います。

一方、企業において、子供をもつ女性が働きにくい状況であるということは、コミュニケーション力と利他性(母性的行動)の両方が足りていないことを暗示していますから、必然的に組織は4の傾向を持つようになるのではないでしょうか。


利己性には・・・