2022年4月18日月曜日

心理的安全性を脳科学で考える

 生産性の呪縛に囚われた産業組織では組織のメンバーには他者の目による評価や比較という圧力が常にかかっているその圧力は脳の偏桃体との不安回路とその下流域にある側坐核という部分を中心とした(悲観的な価値判断を引き起こす霊長類側坐核ドーパミン経路の機能解明)に働きかけていく側坐核の働きは快楽中枢とも呼ばれていて不安解消に向けて僕たちを行動に駆り立てるのだ(これがやる気である)。 要するに僕たちは不安を感じないことは出来ないのだけど、圧力をかけて不安を感じさせ行動に駆り立てることは出来るということだ、この僕たちの脳の仕組みは産業組織の生産性にずっと利用されてきたのではないだろうか。一般化している人事評価の仕組みや職能制度、等級制度、給与制度などを眺めているとそのように感じてしまうのである。そうであるとすれば産業組織にはそもそも人事権と称した不安(危険性)が埋め込まれていることになる、い昨今心理的安全性が注目されるのも当然のような気がした。一方で不安や不快が学習を促し適応能力を高めることを考えると安全性と生産性・創造性のバランスが気になるところではあるのだけどね。脳の働きはまだまだ解明されていないことも多いし単純化して評価することは避けるべきだと考えるけど心理よりも無意識の心の動きをベースにと社会や経営の仕組みを眺めると構造的な問題の本質に迫る問いが浮かんでくるよね。