世の中のマネージャーにはメンバーのやる気を高めると言う過酷な役目が課せられている。他人のやる気を引き上げるなんて難儀を課せられてかわいそうだねー。だって過去と他人を変えることは出来ないことだからね。それなのになんでマネージャーにはなんでそんな無理難題が押し付けられているのだろうか。マネージャーに押し付けられているのは、業務マネジメントと部下のマネジメントである。その部下のマネジメントの中にモチベーションマネジメントが含まれるわけだ。ロシア軍がウクライナの侵略戦争で思ったように行かない原因の一つに兵士の士気が低いことと言われている。対してウクライナ軍の士気は高い。そもそも、士気は兵士が悪いのではなく。意味不明な侵略戦争そのものにあるわけだけど。きっと上官は責められて知るのだろうな。この構図はきっと多くの会社と一緒だろう。マネージャーにも、メンバーにも、責任がないところで。就業規則や職責を盾に押し付けられるわけだね。あゝ可愛そう。モチベーションは本人が勝手に高くするものであるとも言われるけど、モチベーションを高めるために必要な三要素は、自律、有能感、関係性とも言われる。しかし、自律のために必要なこと有能感のために必要なこと、関係性のために必要なことがあって、そこから考える必要がある。自律と有能感には主体性が、関係性には協働意識が必要だ、これはすでにトートロージーである。
主体性があれば、すでにモチベーションは高いわけだし、協働意識があれば関係性は構築されているからね。
では、主体性があるとはどう言うことかと言えば、なすべきことを定めていて達成するための能力を保有し、発揮している状態だ。そして協働意識とは、他者の主体性を尊重しつつ目的に向かうことだ。だから、主体性にしても協働意識にしてもなすべきことを定めるマインドセットが最も重要と言うことになる。ロシア軍とウクライナ軍の違いを、見ればマインドセットの差が大違いであることは明白である。こうして問題の本質はモチベーションではなくマインドセットであることがわかってくる。そして、モチベーションを高めるためのマインドセットに効果的なのが自律性、有能感、関係性と言うことになるのだけど、マインドセットが高い人は自律性と有能感と関係性が高いと考える方が自然である。
だから産業組織の基本は「何をするか」「誰とするか」のマインドセットなのである。そしてマインドセットこそが、産業組織が原始的な集団であるコミュニティの原理を越えて組織と言う協働形態によって高い生産性を実現できた本質であるとの結論に至る。
今世の中のマネジャー達が直面しているのはマインドセット無き組織のマネジメントという理不尽さなのである。
