wowwowでシャイロックの子供たちという銀行を舞台にしたオリジナルドラマを放送している。昨日はオンデマンドで見始めてすっかり嵌ってしまった。僕が銀行で働いていた時そのものなのだもの。よくここまで取材して小説を書いているものだ。僕は取材しなくても書けるかもしれない。
僕が銀行に勤めたのは1984年まさにバブル経済直前期だった。世の中はディスコマハラジャにダンスと浮かれたサタデーナイトフィーバーやフラッシュダンスそしてダンシングクイーンと浮かれた気分が蔓延していた。だからタイトルはmoneybeetle(金コロガシといったところかな)
当時は給与が良くて安定した仕事として就職先は金融が人気だった一方でメーカーはあまり人気じゃなかったね。
おりしも日米貿易摩擦も激化の様相を見せていたからメーカーがそれまでのように成長するようには思えなかった僕の家業でも毛皮と言った高額商品の売上が止まり始めそれまでのようなイケイケではなくなっていた。
事業が好調だとお金は借り得になって銀行は貸付で収益を急速に伸ばした、
特に不動産絡みの融資は金額も大きく、
地価もどんどん上がっていたから担保価値も上がってリスクの少ない良い融資に見えていたんだよね。不動産融資は自然と増えていく悪循環?に陥っていたのだ。
借主は金利負担も半端じゃないから、短期転がし融資みたいな融資(関西系のいけいけどんどん銀行の得意技だった)に飛びついていた。そういった大胆ないんちき経営をする銀行の頭取がバンカーオブザイヤーとして表彰され堅実な経営者は大蔵省から臆病者と糾弾されるるそんな狂った時代でした。担保不足のインチキ融資がどんどん行われていたのがこの時期だったと言えるでしょう。市場の余剰資金は地価だけでなく株価も押し上げ企業は本業の苦戦を投資でカバーするという経営に一気に傾斜していった。銀行の支店内も、業績第一主義に毒され、それまで築き上げてこられた堅実で安全な精神はどんどん蝕まれていったのだ。そんな衝突の中で、新入行員だった僕も役席(管理職)の失踪事件に巻き込まれたりとまるでシャイロックの子供たちのような日々を送っていた、ドラマを観てそんな日常がつい昨日の出来事のように蘇ってきたのである。
