2022年11月2日水曜日

高齢化社会の現実デイケアからの風不安な老人

 僕は還暦後高齢者前の微妙な端境期年齢なのであるしかし脳卒中という病気のおかげで要介護状態になり、デイケアを利用させて頂いている。

有難いことです。で、そのおかげで高齢者の方々と同じ時間を過ごすことになった。

僕たちの人生の大先輩である、高齢者は、社会での居場所を必要としてデイケアに溜まってくる、皆さんそれぞれ愛すべき個性とご経験を積まれていらっしゃるのだけど、高齢者ならではの同じような言動を見せることがある。

これにはジェンダーがあってなかなか興味深い。女性は、容姿や服装に関する話とだらしない男性に対するお小言が多いように思う、つまり印象に対しての目線が強いのだ。

男性はそこらへんはあまり気にしない。一方で男性が俄かに落ち着かなくなるのは利用が終わって家に送ってもらう時間が近づくタイミングだ、ワンボックス数台で家の方位に合わせて送って頂けるのだけど、バスは何台かとか、どっち方面(自宅の方)には行ってもらえるのかとか支払いはどうするのかとか、切符を持っていないとかが気になるらしい。そういう人が多い、もちろん男女で共通した高齢者ならではの悩み(物忘れ、体力)もあるけどね。

ひょっとしたら、ずっと他人から印象のまなざしに晒されてきた女性と、出掛けると言えば仕事場への行き来で電車やバスを利用してきた習慣が残っている男性の違いかもしれないよね。そう考えると高齢者になって世間の異物になっても、心は通勤や見た目についての不安から開放されていないのかもしれないと思うとちょっとせつない僕なのだ