外に向けている顔と内に向けている顔が違うとき、腹黒いとか表裏があるとか面従腹背とか様々な表現がありますが、そのなかでも「被害者面して実は加害者」は、最近よく見られる様々な現象や傾向を的確に表していると思います。
例えば、タレントでも、共感を得るために弄られ役を演じているのですが、どうも家庭では様子が違いそうな人がいます。また、国際社会においてもこの戦略は見受けられるようです。
被害者意識というのは人間固有の感情でしょう。コミュニケーションが取れないからわかっていないだけかもしれませんが、人間に近い動物においても不安や恐怖の意識以上の被害者意識があるようには思えません。
関心を持ってもらい、共感を得るために被害を強調するパターンは企業でもたまに見かけられます。「こっちこそ被害者だ」という主張です。しかし、この手の主張は大概、周囲からの反論によって炎上し、最終的に経営トップが責任をとることになります。
被害を受けた旨を明言することを避ける必要はまったくありません。しっかりと発言しなくてはいけない。但し、それは、将来に向けて加害と被害の問題が発生することを少しでも減らすためのものであってほしい。「だからこうしよう」とセットで語ってほしい。そう思うのです。
自戒です