ミスには予期されていた想定内ミスと予期されていない想定外ミスがあります。
想定内ミスに関しては、事前にミスを起こさない方法が模索されますが、それでもミスは起こります。想定外ミスに関しては事前に防止策がとられていないので起きるミスにはハッとさせられます。
一方でミスを受け止める人の心理には、「きっと良くなる」という効力予期、結果予期と「きっと悪くなる」という予期不安のバイアスが掛かっていますから、ミスが起きた時は大きくは「想定内、外 × 効力、不安」の4つの心理が存在することになります。
想定内で効力感があれば、ミスは撲滅の対象となります。叡智と努力で「為せば成る」のです。全ケースを想定し各ケースごとに統制を強める規程社会ですね。
一方で、想定外で効力感があれば、「なぜミスが起きたのか」を解明することから始まるか、開き直って今後は大丈夫だろうとたかをくくります。
さて、想定内で不安感があると「やはり」「だから」「また」となり「ミス=犯人」説が浮上します。
想定外で不安感があると、自分の窺い知れないところで良くないことが起こるかもしれないと常に神経をすり減らす羽目になります。
そもそもミスとは、私たちの行為の一環であることは明快です。仕事をしなければミスは起こらないのです。であれば、仕事の質を上げること以外にミスと向き合う方法はありません。
そこで、仕事の質を上げるには何が必要かと言えば、ずばり、「鍛錬と謙虚さ」です。
なぜなら、ミスを減らそうとするなら想定といった思考や効力感と不安感といった心理を乗り越えて身体で考えつ必要があるからです。
要は、ミスとは「見込みや悲観楽観に惑わされず、鍛錬と謙虚さを持って仕事の質をあげなさい」というサインなのですね。
桜の木の下で