デジタル大辞泉では、
”公正で人情味のある裁定・判決。江戸中期の名奉行といわれた大岡忠相の裁判に仮託していう。”
と解説しています。
「大岡裁き」で有名なのは「子争い」です。二人の女性が一人の子に対して母親と名乗りでます。大岡越前は勝った方が親であると言い、子供のそれぞれの手を力いっぱい引かせてながら、先に手を話した方に、子を思う親の気持ちであるとしてそちらを母親と認めるという話です。
「大岡裁き」のストーリーとしての構成は、
難問がある → 答えが必須 → 妙案が出る → 納得の答え
となっています。
ポイントは「裁きの結果」ではなく、「裁く方法」です。
この「裁く方法」は、言い方を変えると「プロセスマネジメント」となります。
さて、「プロセスマネジメント」において気をつけなくてはいけないのは、「因果」として捉えないことだと思います。
「因果」は、まず結果ありきでその原因を推定する流れですが、「プロセスマネジメント」では正しいプロセスによってより良い結果に至ろうとするものであり、結果が既定されているものではありません。
「因果」の流れで「大岡裁き」の「子争い」を考えると、
正しい親を決めた(決められなかった) → 原因は科学的判断の有無
みたいなことになるでしょう。
それは、「科学的解明」であり科学的判定法の研究、開発に繋がりますからとても大切なアプローチであることは間違いありません。
一方、「科学的解明」に対して「大岡裁き」は「創造的解決」であると考えます。
つまり、「大岡裁き」の本質は、「的を射た気づきと実践の連鎖」、ということです。
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