やさしいことをふかく
ふかいことをゆかいに
ゆかいなことをまじめに
書くこと
作家井上ひさしさんの有名な文学観です。
この言葉が多くの人に共感や感銘を与えるのは、他者に何かを伝えることの難しさを誰もが感じているからでしょう。
仕事においても、意図を正しく相手に届けることは容易でありません。
多くの場合は、聞く人の状況、条件、性格などによって話の意図が変わってしまいます。
特に、「難しいこと」を伝えることは大変です。
しかし、「難しいことを分かりやすく話す」人も多く居ます。それらの人に共通しているのは、「伝えること」ではなく、「伝わった後のこと」に重きを置いていることだと思います。
受け止めてもらうことを大切にする、結果志向の姿勢です。
この姿勢は、文学や井上ひさしさんに限らず、多様で混沌としたディスカッションのラップアップや、娘が将来社会人になったときのための執筆など身の回りの多くのコトから感じ取れます。
誰かのメッセージにわかりやすさを感じたらそこに息づいているものなのでしょう。
一方で、「難しいことを難しく話す」人は、
1. 自分の思考を話すことによって整理する
2. 自分「を」話す
ことのいずれかに重きがあるのでしょう。
2の自分「を」話すことの中には、喜怒哀楽などぶしつけに感情を表すことも含まれます。
「あの人、気難しいね」
こうなってしまうと難しいことを伝えるまえに、すでに難しい感じです。
さて、今日のブログは書きながら自戒することのやたら多いテーマでした。
わかりやすく、ね。
