2015年4月27日月曜日

組織で花咲くために考えること 「ランの花」仮説

”おそらく私は間違った質問をしていたのだろう。性格の何%が生まれ持ったもので、何%が育ちのせいなのかという問いよりも、生まれ持ったの気質は環境や自由意志とどのように影響しあうのかという問いの方が重要なのかもしれない。気質とは、どの程度逃れらない運命なのか” (「内向型人材の時代」 スーザン・ケイン著より)

本の中に20の質問があり、それによって内向型、外向型の見分けが出来るようになっていますが私は◯×がちょうど10個づつと、なんとも中途半端な結果で「どっちなんかい?」と思わずひとりつっこみしてしまいました。(科学的な性格診断ではないそうです)

さて、本の中で、内向型人間は環境からより強く影響を受けるが、適切な状況では見事な花を咲かせる「ランの花」のような存在であるとの記述があります。

デヴィッド・ドブスによる「ランの花」仮説だそうです。

タンポポのようなたくましさはありませんが、花としての美しさや咲き続ける力はタンポポをはるかに凌ぎます。

確かに、会社にある胡蝶蘭は、3年前の引越しで頂いた花ですが、窓際で今年も綺麗に花をつけました。一方、我が家にあるミニ蘭の鉢は葉はあるものの、花はまったくつけそうにありません。

ランの花は置かれた場所と世話をする人によって運命が決まってしまいますが、人は自ら環境を選んだり、変えることが出来るはずですが、「自ら場を選ぶ」ことは「たくましさ」の一環と言えるかもしれませんから「ランの花」のメタファーはかなり的を射ていると言えるのでしょう。

組織においても自ら切り開き活躍する人材と、活躍のためには良い条件を与えられる必要がある人材がいます。

多様化、複雑化し予測することが困難な社会環境において、状況を打開する人材への期待が高まっている流れに待ったをかける「内向型人材の時代」ですが、良い条件と引き換えに圧倒的な強みが求められていることを忘れてはいけません。語られているのは、咲かせるのが難しい普通のタンポポ、ではありません。

風をつかむタンポポ、室内の日当たりの良い窓際で咲き続けるラン。

考えさせられる「ランの花」仮説です。


窓際のランの花


タンポポはこんなところでも・・・