2015年4月6日月曜日

シェーン、カムバック! 再入社制度がニュースになっていた

一度、退職した会社に社員が再入社する。

実際の話を聞いたのは、もうだいぶ前のことになります。話を聞かせて頂いた会社(一部上場の大企業)では、特に、制度は設けていませんでしたが、戻ってくる人材は暖かく迎え入れていると聞いて、結構驚いた記憶があります。

その会社で再入社をする人には共通性の特徴があるらしく、組織に馴染んで仕事をするのが割りと苦手なスペシャリストとのことでした。

スキルは非常に高いながら、会社から離れても新しい環境に適応できず、また戻ってくるのだそうです。でも、その会社では問題ないとのことで、いい会社だなぁと感心しました。

その後、別の会社の方からは、自ら再入社制度を作り、自分がその制度利用の第一号になってしまったという、とんでもなく面白い話を、まさにそのライブな状況のなかで拝見させて頂いたので、私にとって再入社制度は、かなり気になる人事制度のひとつです。

さて、大リーグやプロ野球など、スポーツの世界では「カムバック」が表彰される対象です。多くは、怪我や困難を乗り越えて立派な成績を残した選手を称えるものです。

また、映画でも「カムバック」はドラマティックで感動を呼ぶシナリオの定番と言えるでしょう。

産休から復帰する社員も「カムバック」です。出産という大きなドラマを越えて職場に戻る姿にはやはり感動があります。ガンなどの病気を乗り越えて復帰する社員も素敵な「カムバック」です。


かつて、電車も車も無かった時代には、一度長旅に出てしまえば再び戻って来る保障はまったくありませんから「はなむけ」をもって今生の別れを行ったそうです。

これまで会社で社員の退職時に行われた送別会は、決して戻ることのない大昔の長旅に近い感覚だったのかもしれません。

しかし、再入社制度が一般的になると、戻ったときどのくらい成長しているのか、貢献が増えるのかに注目が集まり、期待が高まるのでしょう。

実際、今日、ヤフーで流れていたニュースではそのことが話の中心でした。

<再入社制度>「カムバック」でもっと貢献

キャリア開発や、転職に関する研究にくらべ、再入社や復帰に関する研究はどのくらい進んでいるのかわかりませんが、越境経験によって当人と組織にもたらされる効果は決して小さくなさそうです。先ほどの第一号さんなど、再入社以降のご活躍には凄まじいものがあります。

もちろん、「カムバック=活躍」という単純な図式での理解は避けなければなりません。「活躍」は、人と組織の関係性の一面です。

ですから、ポジ・ネガ含め「カムバック」が組織にどのようにインパクトを与えるのか科学すると面白そうです。個人的には「ネットワーク」にヒントがあるように思います。


はなむけ(笑)