2015年6月14日日曜日

酒屋の息子はみた 商売の本質に触れることととは

大きな組織で仕事をする中で、どのような世界観を持って仕事に取り組んでいるかは非常に重要であるようです。

ある企業では、「経営者型人材」という表現をしていましたが、要は、経営者の視線を持って仕事に取り組むことが出来るか否かです。

採用場面で言い換えると商人の親の背中を見て育った「商人の息子」です。
どうやらそういう人材が企業で求められているようです。

では、商人の世界とはどのようなものかといえば、単純には「仕入れて売る」世界ですが、そこには大きなリスクが待っています。

それは「売れない」リスクです。

「仕入れたものが売れない」ことは在庫を抱えるリスクですし、「そもそも売れない」のであれば、即、事業存続のリスクをです。

また、それらのリスクの顕在化は生活の基盤を失う、もっとわかりやすく言えば「路頭に迷う」可能性を意味してます。

このリスクと向き合った経験は、仕事に核となる貴重な教訓を与えてくれます。

一方で、その経験を持たない人にとってみればイメージ上ことでしかありません。

さて、近所の酒屋さんは、親子代々で店を守っていますが、息子さんが取り組むプロモーションは「利き酒会の実施」から「利き歩きによる街興し」へステージアップしたようです。

お酒安売りの店が増える中、どうやって顧客の利用を増やすのか、顧客を増やしていくのか、常に考えての戦略なのでしょう。

しかし、彼等のビジネス(酒屋)が成り立たなくなったとき、彼等がどこに仕事の場を求めれば良いのでしょうか。職歴が酒屋であったとき、企業で仕事を経験したホワイトカラーのように中途採用を行う企業にとっての輝かしいキャリアとなるのでしょうか。

そうは思えません。前提条件は、採用とその後の組織社会化であり、+αの経験としてのものです。

一方、残念ながらその経験を切り抜くと跡継ぎを失った酒屋は店じまいをしなければなりません。

商人であった父からは商売の本質は「どんなにやってもあきない(商い)こと」と教わりました。

商売に真摯に向き合う姿勢と本質だけ切り抜き、多くの就活生にインプリメントできると良いのですが・・・


ガタゴト