「私は褒められると伸びるタイプです」
と公言する若者も増え、「そうなのかなぁ・・・」と違和感を持ちながらも、目標管理制度では、拡張・達成・満足の拡張−形成理論を自然に前提としており、結局は良いとこ取りになっているようにも思えます。
さて、ポジティブ・フィードバックが唯一有効な関わりの手段であるかといえばそれは間違っているようです。
ポジティブ・フィードバックを多く受けて来た学生は、話をすると自信や効力感の高さが伝わって来ますが、それが、学びに対する主体性や高いキャリア意識に結びついているかと言えば自分の知る限りでは疑わしいと感じています。
もちろん、単にそう言う学生と出会っていないだけなのでしょうが、問題だと思うのは、社会人においても、この根拠の無い自信や効力感が本人の内省促進と自己革新において結構、厄介な存在になってくることです。
内省は、支援者が居たとしても、当人が気づき、意味づけを行うものですから、ポジティブな面だけでなく、ネガティブな面にもしっかりと目を向ける必要があります。
これは、当人が見つけるものです。周囲の人のフィードバックは、周囲の人がどう感じるのかであって、当人が感じていることではありません。
そして、当人が適切に内省を行えるようフィードバックを与えるのが周囲の関わりと考えれば、ポジティブなフィードバックだけでは片手落ちであることが明白でしょう。
なにを考える?
