一方で、人は生き物として、環境や人など、周囲と密に関わることで能力を発揮します。
特に、人には他者によって自分の殻を破る力が備わっており、相互に高度に複雑に関わりあうことで飛躍的に能力を高めることができます。
音楽座ミュージカルさんの研修で行う「いいね」という簡単なワークでは、向かい合った同士が「いいね」を相手よりも大きな声で言い合うだけで、自分の殻とそれを破る体感を得ることができます。
逆にまったく何もない空間に何も持たずに一人ぽつんと置かれた場合を想像すると、出来ることがかなり限られてしまった自分が居るはずです。(ぞっとします)
さて、「環境を生かして能力を発揮する」、「人と関わって能力を発揮する」、「さらに能力を高める」仕方は個人によって異なります。
組織において仕事をする、ということは、特定の人との関わりが生じ、特定の環境に置かれるのですから、能力の発揮しやすさが生じることになります。
これが、「仕事への適性」です。
「仕事の 適性」とは、能力の発揮しやすさであって、発揮する能力ではありません。
そして、発揮する能力には「成熟」が必要です。
その「成熟」を促すのが、キャリアの多様性(苦労と鍛錬と成果)、知識習得(自己啓発、研修機会の活用)の充実度、経験学習の実践によるメタ 認知能力開発、自らの異化、そしてポジションよりも大きな権限をコントロールする仕事ぶり(経営への共感や貢献意識が必要)などです。
それぞれの要素が全て均等に必要ということではなく、「成熟」の仕方にも多様性があります。
また「成熟」にも「適性」がありますから、個人が「未成熟」の状態では多くを「適性」にから能力の発揮を期待することになります。
持てる能力を発揮!
