2015年8月25日火曜日

「軸」と「成長」 ほんとうにたいせつなものは?

誰が言い始めたのか知りませんが、採用面接を行っていると「軸」という言葉をよく聞きます。

「就活の軸」、「会社選びの軸」、「仕事の軸」という意味で「私の軸は・・・」といった感じで使われるようです。

いつの間にか聞く方も「どんな軸で活動をしているのですか?」とか聞いていますからなんだか会話がジクジクしていて始末に負えない感じです。

「軸」は「中核にあってぶれないもの」という意味で使われるのだと思いますが、面接の評価として「核(コア)が無い」とメモ書きするケースが多いことからも、使っている言葉の実態がなかなか確認できません。

同様に、「自分が成長できる環境」という表現も多く聞きます。

「最終的にはどんな仕事や職場に決めたいのですか?」
と質問すると多くの学生がこう答えます。

この「軸」や「成長」に関してですが、こう答えると良いというマニュアルや情報が出回っているのでしょうか?

もしくは、ちょっとカッコイイ言葉使いとして就活生に人気があるのでしょうか。

仕事をしている時の実感としては、自分の思考とは他者の思考や生き様に揺さぶられて修正、移動そして再構成されていくものであり、出来上がった感のある「自分の軸」などとは言い得ませんし、「成長」に関しては定義することすらなかなか難儀だなと感じていますから、「軸」や「成長」を聞くとまず単純に「すげーなぁ」と思ってしまいます。

ただ、そのあとに、あれ?となってしまい、ほんとうにたいせつなものは何なのだろう?と気になってしまう次第です。


「軸」だらけ