2015年8月2日日曜日

出川さんのはじめてのお使いが教えてくれる質問のあり方

日本テレビで放送しているバラエティ番組、「世界の果てまでイッテQ!」で、”ご意見番出川のはじめてのおつかいinイギリス”というコーナーが放映されました。

英語を話せないタレント出川さんが英語圏の国で、与えられたミッションを達成するというものです。

バラエティですから、エンターテイメント性の演出で編集が行われていることは間違いありませんが、非常に少ない語彙で現地の人と会話をしようと試みる姿には真剣さが伺えます。

出川さんは、現地の人から言葉を引き出そうとする際に、"Come on!”とか"Say,say!"とか、命令調の英語を使ってしまいますがそれでも目的としていることを聞き出します。

一方、帰国子女で英語が堪能な河北麻衣子さんは、「世界遺産」の遺産(Heritage)という単語を知らず、イギリスの5つの世界遺産のうち1つしか聞き出せませんでした。

相手を気遣った通じる丁寧な言葉での質問よりも、自分の目的を遂げるための言葉が通じない質問のほうが達成志向である、と言えるのでしょうか。

この問いには、考えなければならない視点があります。

それは、質問に答えた人の善意です。

いみじくも番組の中で出川さんの質問に答えていた人が、バスに乗り遅れて怒り出すシーンが放送されていました。

”なんで私ばかりに質問するの?おかげでバスに乗り遅れてしまったじゃない!!”

まさに、善意が限界を超えた瞬間です。

「質問とは、相手に善意に支えられた行為である。」

達成志向でガンガン質問をぶつけることによってその人の目的は達成出来るかもしれませんが、それは相手に支えようとする多くの善意があるからなのですね。


支えらている事を忘れてはいけない