2013年9月4日水曜日

なせばなる なしてならねぇ ならぬことはならぬもの

精神論的な観点かもしれませんが、「強い意志を持ってやればできないことはない」という考え方は大事ですが、他人に当てはめてしまうと「なしてならねぇ」(あまちゃん風)となってしまいます。時として「ならぬことはならぬもの」です。

現場とは「現在進行形」「具体性」「複雑性」「予測不可能性」「即興性」などの、5つのキーワードで彩られる場所(小田 2010)であり、それらのキーワードに適応するために、新入社員は定型的熟達、適応的熟達、創造的熟達(金井壽宏)と一人前への階段を登る必要があります。ところが、マネジャーは、「素人感覚」「世間感覚」「現場感覚」を失いながら『突然」に「多様」な職場で「役割」の移行を求められ『弱さ」を自覚と他者からの「内省」(中原淳)と向き合っていて、新入社員は自ら成長することを求められます。学生時代に成長する人材とは「主体的に学ぶ力」「豊かな対人関係や活動性」「高い将来への意識を持つ」人材であり、それらは「社会人になって職場の働き方に関連性がある」(溝上慎一)そうですが、大学生の実態は、高校7年生(平野恵子)と揶揄される状況のなか、「社会への入口が、社会への出口に」(田中潤)なっていることによって、社会とのギャップが開いています。(同前)

ところが、これは大学生だけの問題でなく、若手社員の置かれた現状です。今までよりも高いレベル早いスピードで一人前を求められる状況にあります。成長しないのは本人の意識や態度の問題であって、「なせばなる」ものと思いたくなりますから「ならない」ときは「なしてならねぇ」と口にし、意志の弱さや謙虚さ、向上心の無さを攻めてしまいます。しかし、意識や態度は一日二日で身につく物ではありませんから「ならぬことはならぬもの」なのです。

「ならぬことはならぬもの」を受け入れ、自分中心の世界感を転換しなければなりません。

(「ならぬことはならぬものです」の本当の意味は「やってはいけないことは絶対にやってはいけない」という戒めです。)


無心と世界を止めること