さて、これを少し拡張してHRデータ分析、脳科学などの知見を加えて以下のような「性格はハイブリッドシステム」を考えてみました。
1.性格は省エネと活性化のハイブリッドシステムである
2.省エネモードは日常の行動傾向を支える
3.活性化モードは非日常の行動を創発する
4.省エネと活性化の切り替わりも性格である
日頃、考えずに行っていることにはさほど、エネルギーを割いている気がしません。そのようなときは「意識は後づけ」という脳科学池谷先生の言う通りだなと思います。例えば、ブログも習慣になれば書くこと自体にあまりエネルギーを使いません。ところが、何か新しいことに取り組む時はガソリンエンジンが動き出すようにスターターが必要です。ガソリンエンジンは馬力が上がりますが、一方で、燃料を大量に消費するのでそのまま使い続けるとガス欠になってしまします。そこで、誰もがどこかで、省エネモードに切り替えているのでしょう。
さて、省エネモードは本人にとって一番楽な状態ですから、意識を定量化したとき値が低く出ます。一方、活性化モードでは値が高く、その差は100点満点で10点くらいの差があります。しかし、省エネモードは12時間働けるものの活性化モードは3時間くらいがピークですから実際の消費エネルギーは4倍相当ぐらいでしょうか。
以上、要するにONとOFF、交感神経と副交感神経の話です。余談になりますが、疲労度は交感神経と副交感神経のバランスで簡易に測れるそうです。
ところでエンジンに排気量があるように性格にも規模観があります。
5.固有の規模観と効力感によってダイナミズムが変わる
人は自分の規模観のなかで日常、非日常を切り替えますから、たとえば、軽自動車で80km/hのスピードを出すとかなり頑張っている感があります、が、フェラーリに較べたらそれは頑張っているうちに入りません。人選力とはこの世界観を測ることを指しているのでしょう。よく、面接などの場面で本人(面接を受ける人)はすごく自分に自信をもっているのだけど、どうしても物足りなく感じてしまうことがあります。それは、この規模観のズレだと思います。もっとも、見た目がフェラーリでもエンジンは軽自動車というケースもありますから実際の規模観は走ってみないとわからないものです。
6.省エネモードにおける主たる勾配が重要である
最後に、実感としてあるのが、活性化モードに入る準備が常に出来ている人とそうでない人が居るということです。前者は自らスイッチを入れるので主体的ですが、後者は周りが苦労してもスイッチが入りません。これはさきほどのように定量化すると日常時で100点満点で20点以上の差がありますからスイッチが入って10点加算しても、前者の省エネモードに及ばないことになります。そんな感じです。
今日は車をメタファーに性格を考えてみました。
いまどきめずらしい公衆電話ボックス