2013年9月8日日曜日

氷山モデルは入口です

人の行動とその背景を説明するとに良く使われるのが氷山モデルです。これは例えとして、「氷山の一角」といわれますが、海面上に見えている部分はごく一部で海面下にその大部分があること、そして、その大部分は目に見えないことを意味しています。

この見える部分、見えない部分は「行動と性格」「顕在と潜在」「外面と内面」のように言い換えて使われるのですが、境界線(海面)を境にして二項対立的に捉えるよりも、前提を転換することが必要だと考えます。

それは、場所と場、図と地、時間と空間あるいは記録と記憶の関係性です。

例えば、写真を見た時に映されたその空間を感じとることや、対話のなかのでのキーワードがある場所での出来事、匂い、感触まで呼び起こすような、奥行きや広がりといった、まさ多次元ワールドへの転換です。この場合、写真、対話、もしくは、行動、外面は多次元ワールドのインデックスです。日頃、私たちはインデックスを並べて操作しています(メソッド、モデル、ストーリーなど)。多変量解析などを行っているとこのことを少し感じられます。

質感の世界は、茂木健一郎先生の「クオリア」が有名ですが、何気なく、私たちが五感で取り込んでいる情報とそれによって作られている「意識」は本当の世界への入口に過ぎないのでしょう。そして、本当の世界とは、私たちが無意識も含めて様々な実践や体験を通じて得られる身体知であり、中に入るとは、行動を通じて場や地や空間や記憶を広げたり変えたりすることなのかな、と考えています。


この写真はカフェと口内から鼻腔にひろがるハーブの香りへの入口です