2013年9月15日日曜日

営業経験者(営業担当時はハイパフォーマー)はなぜイノベーティブなのだろうか

仕事を通じて持つ人の仮説のなかで、個人的に高い実感と確からしさを持つものがあります。そのひとつが、「営業経験者(営業担当時はハイパフォーマー)との仕事はイノベーティブであり、クリエーティブである」というものです。

仕事柄、人事部の方と仕事をする機会が多いのですが、それらの方々の中に同じ「匂い」を感じる方々がいます。

例えば、打ち合わせの際に見極めているのが「何をするのか」ということよりも「誰とするのか」という印象です。もちろん、目的を持って仕事を進めるうえで、「人」が全てではありませんが、相手の過去である「実績」よりも、この人たちと何かが生み出せるという「予感」を大切にしているように感じます。

それだけに、相性が大切になってしまう傾向もありますが、仕事に変化と挑戦が含まれていることに変わりはないようです。

なぜ、このような傾向性を感じるのか考えるに、営業という職種が主体的に新たな繋がりをつくる要素が強いからではないでしょうか。一方、管理部門での仕事は、既存の繋がりを強める(非効率の削減とルールの浸透)要素が強いようです。ですから、「予感」よりも合理的に必要性が高いか、低いか、が重要です。

自由参加のワークショップでは人が簡単に繋がります。それは、主体的に参加してるので、誰と一緒になるのかわからないという不確実性を前提として、たまたま同じグループになった方と繋がる偶有性も活かされているからだと思います。

一方、会社の定例会議ではメンバーが固定されることで不確実性、偶有性が排除され合理的な思考が優先されます。ですからそこにあるのは組織的な同調リズム作りであり、繰り返しによる既存の繋がりの強化です。閉じたメンバーで行う研修も似たようなものでしょう。外部研修で社外の人間が講師を務めることは、メンバーが閉じないための仕掛けと言う側面もありそうです。

さて、主体的に繋がりをつくること、つまり、不確実性と偶有性への傾斜というのは紛れも無くイノベーティブさを内在した行為です。ですから、営業経験者(営業担当時はハイパフォーマー)がイノベーティブなのは偶然なのではないと言えるでしょう。


不確実性と偶有性は感性に響きます