2016年4月8日金曜日

大人は失うことへの恐怖に怯え、文明は多くのものを求め若者を窒息させる

「世界一貧しい大統領」として有名なウルグアイのホセ・ムカヒ大統領が来日され日本のテレビ番組に出演されていました。

その中でとても印象に残ったのがタイトルの一節です。

日本をはじめ先進国に共通で見られる状況として、経済的に豊かであるにも関わらず、幸福を感じていないことをムカヒ大統領はシンプルに指摘します。

そしてその理由として、
「人類は多くの富を手にするとそれを失うことへ恐怖を覚える」
と説明しています。

年収がおよそ1000万円を越えるとそれ以上の年収を得ても幸福度が下がるという調査結果がありますが、ムカヒ大統領の言葉を裏付けるものです。

幸福に関しては、
「目標に向かって前進し戦うものは恐れるものがないのでとても幸福です。なぜなら希望があるから。幸せであるということは生きていることに心から満足していることです。」
と述べました。

今の若者には希望をどうやって持てばよいのかわからない人が多いのだけどどうすれば良いのか、という質問への答えは以下でした。

「現代における文明は多くのものを求め若者を窒息させてしまう」
「30歳、35歳のとき、今の若者は何も成し遂げていない、そしてそのまま年をとっていく、そうした状況の中で幸せになることは難しい」
「多くを望むあまり人生の最高の時を失っていってしまっている」


今日、企業は新入社員に入社早々からパフォーマンスを求め、女性に活躍を求める一方で、失うことへの恐怖から希望を与えられず窒息させているのではないだろうか。

ムカヒ大統領の話を聴きながらそんなことを考えていました。


目標に向かって進んでいく