だから、多くの人が学んだキャリア論とは違っているかもしれない。
さて、銀行時代、体重が1年で62kgから55kgに減った。
身長は171cmだから、かなり痩せ細った感じだね。
渦中にいた僕はあまり気にしていなかったけど、親は大変心配していて何度も銀行を辞めることを薦めていた。
新卒が新しい環境に適応する中で気づけづに心身を喪失する、今思えば他人事じゃなかったのかもしれない。
そんな銀行時代の転機になったのは計らずしも銀行が僕に与えてくれた外部集合研修という機会だった。
どういう基準で選抜されるのか知らないけど3ヶ月間、他の銀行などと一緒の合宿研修で僕は家業以来、再びひたむきに仕事に向き合う中小企業と向き合っていた。
支店で仕事をしている時は、会社の売上、収益、担保、関連預金にしか関心がなかったのだけど、真剣に誇りを持って仕事をしている人たちに向き合う機会は僕にとって改めて人生でありキャリアを考えることを促したのだ。
さて、僕が最初に配属された支店の支店長は銀行で最年長、戦争の記憶もまだあって、軍隊かぶれの時代錯誤支店長だったのだけど、研修から戻って配属された支店でも営業成績の連帯責任という、隣組みたいな仕組みがあって異動後すぐにもう無理だと思った。
ただ、当時は当時の銀行の仕組みに適応できないことが恥ずかしく、とても申し訳なくもあった。
だから、キャリアチェンジをする時はまるで敗戦みたいな心境だったね。
キャリアというより戦えずに生き残ってしまった兵士みたいなものかもしれない。
キャリア意識、そしてポジティブな転職なんていう気分じゃない。もうちょっと続けよう。
色々なキャリア、はたまた色々な人生