2013年3月5日火曜日

挑戦しないのはなぜ? 幸福と革新

昨日、前野さんは幸福と革新の関係性を示していらっしゃいました。
根拠となるアンケート調査の分析データもあるようです。

一方、池上さんのセッションでは、デフォルトモードネットワークのお話がありました。
安静時の脳が活動している状態を、デフォルトモードネットワークといい、同期性のある活動を行っているようです。

Spontaneous break up of Periodicity lead to Happiness.

(周期的な動きの自発的な破れが「幸福」へ導く)

いかにも複雑系ですが、個人的にはすごくしっくりきます。

なぜなら、私たちの仕事(のうち核心部分)は、この「周期性の自発的な破れ」に呼応して発生する仕事だからです。平たく言えば、日常における挑戦です。一緒に仕事を関わらせて頂く方々は間違いなく挑戦者です。だってそうでしょ?もう、私たちの会社を選ぶだけですでに挑戦です(笑)

余談ですが、私たちのような会社がどのくらい成長しているかが挑戦する社会のKPI(Key Performance Indicators)なわけです。

さて、「周期性の自発的な破れ」により生まれる新たな潮流が何かを生み出している状態、つまりそれは創発です。

そして人間の行動レベルでの「自発的な破れ」を私たちは「挑戦」と呼び、それに原始的な幸福感を持つ人が「挑戦者」なのだと考えています。予定”不”調和な人です。

一方で、周期的な動き自体も「幸福」であることがわかっています。ずっと同じ事を繰り返していると楽しくなるのです。そもそも「周期的な動き」を人は好むのです。みんなで輪になってドラムやパーカッションを叩くとそれだけで楽しいです。この場合は「リズム」という周期と共体験が幸福感を高めるのでしょう。

一番最初の話に戻りますが、幸福と革新に正の関係性があるとしても、それは前述のような理由で考えれば、幸福な人が革新を起こすわけではないことがわかってきます。挑戦しない人が皆、不幸であるともとても思えませんし・・・
だって、「このままじゃダメだ」とか言いながら、予算が取れないので、と言って挑戦(できない)しないけど、その割には結構、幸せそうに見える・・・というのは穿った視線でしょうかね。


1時間掛けて花の名を調べるという「自発的な破れ」