2013年3月7日木曜日

組織でのイノベーションのチェックポイント:ストレンジアトラクターはありますか?

今日は創発について思いを馳せました。キーワードは、ストレンジアトラクター。
まずは、アトラクターって何?からはじめます。

アトラクター(英: attractor)とは、ある力学系がそこに向かって時間発展をする集合のことである。 その力学系において、アトラクターに十分近い点から運動するとき、そのアトラクターに十分近いままであり続ける。アトラクターの形状は点や曲線、多様体、さらにフラクタル構造を持った複雑な集合であるストレンジアトラクターなどをとりうる。 カオスな力学系に対してアトラクターを描写することは、現在においてもカオス理論における一つの研究課題である。 アトラクターに含まれる軌道は、そのアトラクターの内部にとどまり続けること以外に制限はなく、周期的であったり、カオス的であったりする。(Wikipediaより引用)

「アトラクター」を考えることは創発において非常に重要だと考えています。「アトラクター」という言葉には馴染みが無いかもしれませんが、「アトラクション」と言う言葉はよく聞くと思います。遊園地の乗り物や集客イベントを「アトラクション」と言いますね。言葉の意味は、「引き付けるもの」、物理で使うと「引力」です。

人の関わりにおける「アトラクター」とは何でしょうか。

例えば「カリスマ○○○」とか、人脈とか、「○○ブーム」などがそれに該当すると思います。

さて、組織でのイノベーションとの関係性で考えると、「そこに向って時間発展する集合」だけでは、ちょっと物足りない感じです。なぜなら、組織内でアンオフィシャルなネットワークが活性化してもイノベーションが起きるとは思えないからです。(アンオフィシャルなネットワークが活性化することは大切です)

昨日、お会いした方は現在のポジションでの職責を大きく越えて様々な人を巻き込む動きをしていました。しかも、その根底には社長の考え方が貫かれています。その方の活動がやがて「時間発展する集合」となるのか否かはわかりませんがイノベーションを生み出す可能性のある活動であることには違いないと感じました。その方の周囲にアトラクターが発生する場合、それは、社長の考えと相似形(フラクタル)であるストレンジアトラクターとなるでしょう。

フラクタルであるか否か・・・破壊的イノベーションに対峙する、改善ではない持続的イノベーションの本質がそこにあるかもしれません。


フラクタルな世界へ