2013年3月6日水曜日

人材データベースは「どこでもドア」である

もう、10年ほど前から情報システムにおける人のデータの蓄積と活用が議論されています。所謂、人材DB(データベース)と呼ばれるものがそれにあたります。

人材DBの議論がなかなか定まらないのはいくつかの理由があると思います。

そのひとつがデータの活用と人材の活用の混同です。

最近はビックデータ等、人に関わる大量の情報を様々な局面で活用しようとしています。それは、データと活用が1対1で無くなくなり多次元化していることを示しています。
例えば、IDとパスワードの対の関係は1対1が確保されます。
ところが、私がフェイスブックにインプットした情報は1対多の関係ですし、フェイスブックなどのSNSでは多対多の関係(社会化)がデータと活用の間で構築されています。

データの多様性が増えれば増えるほどデータ相互の関係性に新たな発見が生まれます。データマイニングと呼ばれる領域で、今後、さらに発展が見込まれます。

改めて言うまでも有りませんが、データの蓄積やマイニングは人材の活用ではありません。(肝)

一方、人材の活用でここ数年話題なのが「グローバル人材」です。
企業が世界のマーケットを視野に入れて事業展開する能力を高めないと、技術進歩などによる物理的な制約が弱まったり、TPPなど規制緩和での制度的障壁の消滅が進み、フラット化する社会において淘汰されてしまう時代がいよいよ目の前にあります。
これら事業テーマと人材の活用を一緒に議論することは大事ですが、人という領域は、極めて古くから多くの議論があり、これまでも、おそらくこれからも議論や挑戦、失敗がずーっと続くものだと思います。

整理します。

加速度的に蓄積・多様化し新たな発見が生まれるデータの領域と、普遍的に過去から未来永劫続くと思われる人材の議論。そして、その間にあるのが人材DBです。

最近、トヨタクラウンの宣伝でたけしにジャン・レノ扮するドラえもんが言っていますね。

た「どこでもドア、あんたもっているだろ?」
ジ「もってる」
た「あれどっちが入口でどっちが出口なの?」
ジ「どっちも」
た「あんたでもわかんないことがあるんだ」
ジ「つまらないでしょ、全部わかったら」
た「あっ、出口だ」
ジ「入口だよ、未来の」

人材DB編にしてみましょう


「人材DB、あんたもっているだろ?」
「もってる」
「あれどっちが人材の活用でどっちがデータの活用なの?」
「どっちも」
「あんたでもわかんないことがあるんだ」
「つまらないでしょ、全部わかったら」
「あっ、データの活用だ」
「人材の活用だよ、未来の」(逆バージョンも成立します(^^)

人材DBというドアを介して、データの活用と人材の活用を行ったりきたりするのです。

ところで、「どこでもドア」ってあったらいいなーという空想の品ですよね・・・
人材DB作りって、じつは「どこでもドア」を作る工程なのだと思います。


その先に未来がある