2018年11月29日木曜日

情報収集の蟻地獄に豊かな世界は待っているのだろうか

部分を通じて全体の理解が可能と考える。

これは「還元主義」と呼ばれるアプローチだ。

僕には、全世界の情報をすべてデジタル化しようとするGoogleの戦略にも「還元主義」的な発想が潜んでいるように思えるのだけど、どうなのだろうか。

さて、人間は機械学習と違って、全情報スキャンをしなくても一定の判断をすることができる。

自然と「還元主義」的なアプローチを取っているのだよね。

ただ、そこにはバイアスがあって、正しく実態を再現できないから、出来るだけ多くの情報を集めて学習させようと言うのが、現在の人工知能と呼ばれる機械学習の状況だろう。

僕たちが間違うのは情報が足りなかったからだ、と考えるのだ。

そして情報収集地獄が待っている。

そこには、「情報から全体の性質や振る舞いが理解できる」との考えがあるから蟻地獄のように深みに嵌るのだよね。

でも、ひょっとしたら僕たち生き物が誕生して38億年間かけて身につけた、より少ない情報で間違いや失敗をおかしながら複雑で豊かな世界や社会を築く力をさらに発揮した方が良いのかもしれない。

ビルに数多くのセンサーを埋め込み、行動情報を集めなくても僕たちは新たな価値を創造できるのではないだろうか。

僕が挑むのはそっちだ。


複雑で豊かな世界を築く