2026年9月26日土曜日

特許は魅力それとも冷たさ?



自社サービスの特許を取得できたため、現在リニューアル中のホームページに掲載しようとしたところ、担当のデザイナーさんから少し否定的な意見が出た。彼女(彼)が表現しようとしている温かみのある「ヒューマニティ」な世界観に対し、特許という言葉がもつ技術本位な響きが浮いてしまうのだという。

言わんとすることは理解できる。作家の朝井リョウさんが、先輩から「書きたいことではなく、知られたくないことを書きなさい」とアドバイスされたという話を思い出した。人が惹きつけられるのは、誇らしいアピールよりも、むしろ隠しておきたい裏側や葛藤なのかもしれない。

閲覧者が求めているのは「特許取得」という成功体験そのものではなく、「最初は使い道が分からなかった」という課題から始まるナラティブなストーリーなのだろう。対話を通じて人や組織が気づき、変化していく。そんな人間味あふれるプロセスこそ、デザイナーさんが伝えようとした魅力なのだと気づかされた。

さて特許取得も嬉しかったがリニューアルしたホームページがどうなるのか楽しみである。