2016年3月29日火曜日

師とは従うもの?憧れるもの?越えるもの?それとも・・・

先日、落語家立川晴の輔師匠に、弟子は師匠の芸に憧れ芸を真似るが、あるとき師匠の芸を超えられないことを悟り、ずらして自分の芸を築くというという話を聞かせてもらったとがとても印象に残っています。

落語において「師とは弟子が自らの世界を築く礎となるもの」です。

まったくの私見ですが、宗教的な世界観において師とは、その教えに従う存在であるように思います。要するの師の世界観を侵さず、「三尺下がって師の影を踏まず」的な関係です。

言葉を選ばなければ、「師とは従うもの」です。

さて、昨日、ギタリスト渡辺香津美さんのライブを見に行ったのですが、共演していたベースの井上陽介さんが、学生時代に渡辺香津美さんに憧れ、曲をコピーしたけど出来なかったこと、そして時が経ち、一緒にステージで共演できることが驚きであり幸せであると話していました。

音楽の世界では、「師とは協働し創発を生むもの」です。

この3つの師弟関係の開放性という観点から見ると、一番開放的なのが「音楽における師弟関係」で次が「落語における師弟関係」一番閉鎖的なのが「宗教的な師弟関係」と言えるかもしれません。


井上陽介さん、渡辺香津美さんと一緒に