とある支店で、3年間で3人の店長が変わりました。
一人目は店長は、部下にこう伝えました。
「俺が来客中であっても、外回りは必ず俺に挨拶してから出掛けろ。帰ってきたときも!」
軍隊方式が好きで「俺が絶対」なその店長は、理不尽であっても部下に服従することを強制したのです。しかし、店舗の業績は思わしくありませんでした。
そんなある日、一人の部下が行方不明になってしまいます。
もちろん、その店長が嫌だったのです。
その店長はクビになり、新しい店長が来ました。
二人目の店長は部下にこう伝えました。
「君は口だけで全然成果を上げないね。信じられないよ」
成果を上げることに強い執念と自負を持っていたその店長は、成果の上がらない部下に対してストレートにその無能ぶりを公言しました。また、成果だけに興味があったため、店舗の業績は急上昇しましたが、裏方の仕事は軽んじられ、店舗は荒廃しました。
そんなある日、無能と公言された部下が政治力を使った反撃に出て、その店長は左遷されてしまいました。
そしてまた新しい店長が来ました。
新しい店長は、とても理解があり、情深い店長でした。
三人目の店長は部下にこう伝えました。
「そうか、わかった。上手いことやってよ」
部下を信じ、仕事を任せた結果、店は見事に立ち直りよい職場となりました。
が、店舗は元の冴えない業績に戻ってしまったとさ・・・。
当たり前ですが、組織のリーダーは組織にとってとても大きな影響力を持っています。その人次第で組織は別物になってしまうのです。
一方で、多くの組織ではリーダーが変わっても存続し続けることができます。リーダーは、実はその程度の存在でもあります。
要するに、リーダーがその影響力を発揮するのは、リーダーの力よりも、リーダーを支える力にである、といえるのかもしれません。
俺、オレ!
