2017年2月18日土曜日

ロングテールの発信が誰かの権利を密かに侵す

昨日、病院の待合で診察の順番を待っている時、テレビで「飼い犬が死んだので会社を休むのはありかなしか」みたいな放送を行なっているのを見た。

最近、愛犬を亡くし、しかも会社を休んだ身としては、「あり」しか考えられないのだけど、放送を見てちょっと怖いなと感じたよね。

というのも、先日、「社会人としてあり得ない有休の理由」という記事が批判で炎上したばかりなのに堂々と同じ類の話を放送で取り上げる無神経さが酷いからだ。

個人的には休む、休まなないは当人の自由だし、その結果に対する責任を最終的に取るのは当人なのだから、周りが騒ぐことじゃないと思う。

最近話題になっている若手女優の引退劇でのカンニング竹山氏のコメントが的確で感心したけど、選択の自由と自己責任の原則で考えれば極めてシンプルだよね。


さて、人の関心を引くために他人の権利を否定することは珍しくない。

松本サリン事件で被害者だった河野義行さんがあたかも犯人であるかのように扱われた出来事などはその実例だけど、他者の権利の侵害はマスコミという業界に限った問題ではないでしょう。

今日では、誰でも自己主張によって他者の権利を脅かすリスクを持っている。

特に、SNSなどの普及で誰でも発信出来るようになったことでリスクが増大している。

より多くの人に到達すると侵害は甚大だ。

で、ね。多くの人に情報を届ける仕事を60年以上、生業としてきた事業者が未だに受け狙いの二元論に歯止めを掛けられない現状にあって、SNSでのロングテールがどうやって他者の権利を守れるのかがわからない。

トランプ大統領はロングテールじゃないかもしれないけど、1個人として見た時、このリスクを強く感じるよね。


二元論?