2015年12月23日水曜日

成長の反対は? 現実に目を向ける

社会が複雑化し予測困難な状況になるほど、働く人にとって「学習」が大切になります。

せっかく身につけたスキルが役に立たなくなる、そんな身につけた技能や業務知識が陳腐化するスピードが早くなる一方で、新しい技能や知識を学ぶ圧力は増す一方です。

キャリアアップ、キャリアチェンジの増加もこの状況を加速させます。

要するに、学習によって日々、成長することが求められているのです。

では、成長とは無限なのでしょうか。

学びを支援する人は、基本的に成長に限界はないとの立場をとるように思えます。
YDK(やればできる子)もその一例でしょう。

しかし、現実に目を向けると、成長に限界はあります。

時系列で考えれば、停滞や衰退が起こることを避けて通ることはできません。

そしてそれは、介護のような高齢化の問題ではなく、成長過程に常に潜んでいる現実です。

このように学習や成長が個人中心に語られる場合、成長の限界や退化といった現実は行き場の無い解決困難な問題になりがちです。


個々の働く人がどれほど学習し発達するかは、働く人(個々人)ではなく、どれほど組織(全体)が変化できるかにかかっている。(ホルツマン 2000)


一方、ホルツマンのこの指摘はとても重要です。組織が変化できない状況は役割や連携の仕方などを変えることで解決可能だからです。新たな役割を人が学習し成長することで組織が変化するのです。

「成長」を考える際は、個人の成長にフォーカスするだけでなく、組織の変化にフォーカスすることが大事ですね。


光明を