2015年12月27日日曜日

バイアスフリーな意思決定を行おう

人間が環境を積極的に構造化することで、その後の計算負荷を減らそうとする A・クラーク


グーグル社は「無意識バイアスの理解」を社員教育の一環として行い、特に、人事部門においては、面接を構造化し応募者に等しく実施する、正しいデータを収集し意思決定を行う、1人が独自の判断で意志決定を行わないといった方法を実践しているそうです。

一瞬ごとに接している膨大な情報の中で、実際に処理できるわずかな情報をつかって高速に判断、行動するため人は情報にバイアス(歪み)をかけています。

そして認知バイアスが数多く見つかっている事実からも、人は生活のあらゆる場面において、少ない情報にバイアスをかけて意思決定を行っていることが伺われます。

同じ長さの線が異なって見えるといった錯視から、企業における男性の優位性など文化、因習を背景としたものなど、多種多様なバイアスで私たちの世界は作られているのですね。

さて、グーグル社が考えるように一般的に無意識バイアス、認知バイアスは好ましくないものと考えられることが多いようです。

特に人材をマネジメントする役割においては、非効率や不公平、不公正などを生み出し組織を停滞、混乱させてしまいます。

また、こうしたバイアスは「気づき」の中にも存在すると思われます。

「あ、だからこうすればいいんだ」「じゃあ、こうしよう」

このような、スピーディに行為へ直結する「気づき」は、バイアスそのものである可能性もあるでしょう。

日本人はグローバル社会において致命的に判断、決断がおそいという話をグーグル社の人事責任者の講演で聞いたことがあります。

大切なのは、スピーディでバイアスフリーな意思決定です。


冬の日