2015年12月30日水曜日

職場に増えるタコ? イカしてる職場? 社会性を考える 

イカには鏡像自己認識の能力があるという研究があります。

イカに鏡を見せるとそこに写っている自分を認識するのだそうです。

これは行動から推察するものですが、鏡に写った自分にそっと触れるイカの行動は、他のイカに対して見せない行動(距離をとって触れない)です。

この能力は、群れで生活するイカの社会性能力と言えるそうです。

一方、タコは群れずに暮らすのでこの能力がないそうです。そのかわり、図形を記憶する能力が高いそうです。

さて、この話を聞いてふと思い浮かんだのが、電車の中で化粧する人やモンスタークレイマーと呼ばれる人のことでした。

共通するのは、当人たちは「自分の行動が他者からどう見られている」と自己認識しているのかという疑問です。

右脳の角回という部分を刺激すると、体外離脱体験、すなわち幽体離脱するそうですが、自分と他者を分離し、他者の視点で自分を見る能力は、社会性を発揮するうえでとても重要です。

IQが代表する知的コンピテンスに対して、社会・集団の中で発揮される有能さである社会的コンピテンスのベースにあるのが自己認識能力でしょう。

一般的に幼少期に行われる躾は、「人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること」(wikipedia)ですが社会的コンピテンス開発の一環であることは間違いありません。

他方、出来事に執着した利己的な主張・行動からは、記憶力の良さが窺われます。

社会的コンピテンスの開発が足りないのか、自己認識能力が退化しているのかわかりませんが、電車の中で化粧をする人やモンスタークレイマーが増えているのだとしたら、社会からイカが減ってタコが増えていると言えるのかもしれません。

では、職場はどうでしょうか?

フィードバックを受けて自己刷新ができる人はイカ型、過去の出来事をいつまでも記憶し執着する人はタコ型と考えると職場の社会的コンピテンスレベルが見えてきそうです。


イカ系?タコ系?